後遺症のこと
かわいい愛犬が椎間板ヘルニアと診断されてしまった!
慌てて病院に駆け込んで、治療して、それから…。
少し落ち着くと気になってくるのが後遺症が残るかどうかということです。
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元気いっぱいに駆け回って遊ぶことが大好きな愛犬には、
後遺症など残らずに回復して欲しい!
また元気に遊び回る姿を見せて欲しい!
そう願うことは飼い主としては当然のことですよね。
後遺症が残る理由としては…
- 脊髄のダメージ具合
- 神経が圧迫されていた時間による
とのことなのですが、実際のところは個体差が非常に大きくでるために、
このレベルだとこの辺りまでの回復です、とハッキリとした線引きは出来ないそうです。
内科的治療を受けた場合
症状が軽度の場合がほとんどですので、後遺症が残らず、割とすぐに元通りの生活が出来る子が多くいます。
実際、王子も1度目の椎間板ヘルニア診断のときには幸いなことに後遺症は残りませんでした。
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けれど、内科的治療では神経を圧迫していたヘルニアの原因物質を取り除く訳ではないので再発の可能性は残ります。
再発させないために、予防・対策をしっかりとしてあげることが大切になってきます。
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外科的治療を受けた場合
外科的治療の場合は、手術成功=完治で元通り、と簡単にはいきません。
手術により椎間板ヘルニアの原因物質が取り除かれることで、愛犬を苦しめていた激しい痛みはとれます。
その後の回復の程度は先生方にもハッキリとした答えは出せません。
椎間板ヘルニアは発症した部分から神経が圧迫され麻痺することにより歩けなくなる病気です。
神経は、怖いです。
圧迫されていた神経がどれくらい回復してくれるかにかかってきます。
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主な後遺症
歩行障害
歩行に関しては、
- すっかり元気に元通りの(に近い)子
- 歩けるようになるまで時間のかかる子
- 痛みはなくなって元気だけど歩けないままの子
など様々ですが、半年や1年経って歩けるようになった、などのお話も聞きます。
歩けなくなったからと悲嘆せずに、愛犬にしっかりと寄り添ってその子のペースに合わせて日常を過ごせばいいのかな、と思っています。
どんな状態であれ、希望を持って、諦めずに、焦らずに、わんちゃんとリハビリを続けていけば、ゆっくりでも快方に向かうと信じています。
「もう歩けない」「かわいそう」などと飼い主が悲しい気持ちでいると、わんちゃんも悲しいと思うのです。
逆に、元気に声をかけて前向きな気持ちで接していると、わんちゃんは大好きな飼い主と一緒に頑張ってくれると思うのです。
排泄障害
目につきやすいことで歩けなくなること(後ろ足)に目がいきがちですが、
おしっこやうんち…つまり排泄にも影響してきます。
自力で排泄が出来なくなるのです。
特におしっこは、膀こうにたまったおしっこをすべて出し切ることが出来ないため、細菌感染や膀こう結石になる可能性があります。
おしっこを出せなくなれば、それがまた別の病気の原因となったりするので飼い主がおしっこを出してあげる必要があるのです。
定期的に膀こうを綺麗にしなくていけないので病院にも通わなければいけません。
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結石であれば、先生に指定されるフードで様子をみる食事療法が必要になります。
やっぱり日頃のケアが大切
椎間板ヘルニアにならないように、
少しでも後遺症を残さないようにするために、
- 椅子などへの飛び乗り・飛び降りをさせない
- 太らせない
- バランスよく筋肉が付くように意識する
など、日頃から注意深く見守ってあげてくださいね。
過剰になり過ぎない限り、
予防や対策は家族みんなが幸せになれるとても有効な手段であると思っています。