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手術 椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの手術前の診察

手術当日です。

入院のために朝イチで病院へ向かいました。

なんかいつもと違う、と感じるのか、なんともいえない表情で下僕の顔を見てきます。

 

王子のほうが下僕よりも不安だよね。

下僕
だいじょうぶ、すぐに痛くなくなるからね。

声をかけて撫でながら、診察室に呼ばれるのを待ちます。

 

診察室では、先日の手術の問題点についての最終確認をします。

王子の手術における問題点は、この二点です。

前回ひとつとばしで手術した2つの骨の間の骨ならどうするのか
 (3椎骨連なってしまうため)

CT、MRIで別の病気(お腹に腫瘍があるとか)だったらどうするのか

下僕
ひとつ前の記事から引用しますが、

3椎骨以上連なった椎間板ヘルニアの手術というのは、背骨がガタガタになり体を支えることが出来ず、立っていることも不可能になると言われているため獣医師界では推奨されておらず、手術はしないという結論に至るそうです。

そうなってしまった場合は、レーザー治療や内科的治療で処置をするしかないのが現状のようです。

基本的に3連続はダメと言われているけれど、

3椎骨以上連なった椎間板ヘルニアの手術の症例は、実はあるそうなんです。

そして、その症例の子もミニチュアダックス。

その子の場合は手術後も体を支えることが出来なくなった、などという問題はなかったようです。

そんなことを聞いてしまうと、うちの王子も大丈夫なんじゃないのかな、などと考えたくなります。

 

いろいろと先生と話をしましたが最終的に、王子にとって一番いい方法でお願いします、と先生にお任せしました。

最後は先生を信じるしかありません。

 

帰り際、王子がひゅんひゅんと助けを求めるようにか細く鳴いて訴えてきました。

おうじ
ぼくをひとりでこんなトコロにおいていくの?

一緒に連れて帰ってよ…!

下僕だけが帰ろうとしているのに感づいたようです。

連れて帰りたいのは山々ですが下僕では王子を治療してあげることはできません。

先生がすぐに痛いのとってくれるからがんばろうね、と声をかけて診察室を出ていきました。

 

ほんとうに、祈ることしかできないことがもどかしいですね。

2010年5月 愛くるしすぎる3歳11ヶ月

王子さまのゆる~い日々

王子さまの のんびり ゆるゆるな日々のマンガです。