椎間板ヘルニアの後遺症で排泄障害が残ってしまった王子さま。
膀こう内に細菌などが溜まらないように、たくさんお水を飲んでもらったり、などいろいろと試行錯誤して、なるべくたくさんおしっこをしてもらうように気をつけていたのですが、とうとう細菌やストルバイトの反応が出るようになってしまいました(´;Д;`)
週に一度の膀こう洗浄をしていても、ストルバイト反応は出てきます。
その後は月一ペースとなりましたが、
おしっこの状態が安定せずに通院はいまも続いています(´c_` )
療法食ともこの頃からの長〜いお付き合い(-ω-ゞ
先生に紹介していただいた3つのメーカーの中からヒルズの療法食を選択しました。
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もしも愛犬にストルバイトができてしまったら
とうとう、というか…。 ついに、というか…。 怖れていたことがおきてしまいました。 王子さまのおしっこには細菌の反応がでているので、 週一回のペースで膀こう洗浄のために病院に通っています ...
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王子はいまもヒルズのc/dとs/dの2種類の療法食を食べています。
この2種類の違いをまずは記しておきたいと思います。
特別療法食 c/dとs/dの違い
どちらもヒルズの尿ケア特別療法食となります。
療法食はどのメーカーのものでも獣医師の指導が必要です。
必ず先生の診断を受けて、先生の指示通りに与えてあげてくださいね。
c/d
ストルバイトは尿の中にあるマグネシウム、リン、カルシウムなどのミネラル成分が結晶化して生成されます。
c/dはストルバイトの原因となるそれらのミネラル成分が調整されたフードです。
脂肪分なども調整されていて、抗酸化成分も含まれるので安心して長期間与えることができます。
c/dは3タイプあり、王子が食べているのはドライタイプです。
尿石症や尿路感染症による炎症に配慮しオメガ-3脂肪酸を配合。シュウ酸カルシウム尿石が形成されにくいようにクエン酸カリウムを配合。
長期給与に適した栄養バランスです。
s/d
ストルバイトが溶解しやすいpH値の尿にするためにマグネシウム、リンのバランスが調整されています。
長期給餌には向きません。
急いでストルバイトを溶解したいときに用いる治療方法で、溶解後はc/dに切り替えるのが通常の与え方になります。
他の病気や症状などに注意しなければならないわんちゃんもいるため、間違えて与えたりしないように気をつけなければいけません。
王子さまと療法食
先生に指定された尿ケアの療法食、ヒルズのc/d。
1ヶ月続けて、いよいよ尿検査の日をむかえました。
結果は…。
ストルバイトはなくなりません。
それどころか少々悪化しましたΣ(;´□`)ナンダト…!
そんな疑問が湧いてきてしまいます。
先生に紹介していただいた3つのメーカーからヒルズを選びましたが、
もしかして王子の体質に合いにくいものを選んでしまったのか?
と迷いまくったところでもありました(・´ω`・)
そこで、別の療法食も加えることになりました。
それがヒルズのs/dです。
s/dはお試し、という感じで、はじめはc/dのほうが割合として多かったのですが、
(この時で3:1くらい)
やっぱり変化が見られないのでs/dを多めにすることになりました。
(この時点で1:1に)
すると、少しずつではあるけれどストルバイト反応が出にくくなりました。
出ない時もあれば、続けて出る場合もあるといった感じです。
それと同じように、細菌反応も出たり出なかったり…。
ですが、わずかに希望は見えてきました!(*´ェ`*)
s/dを加えて効果があったので、s/dのみで様子をみることになりました。
ただ、s/dは長期間与え続けてはいけないとのことだったので、s/dのみを与えるのは二週間という期限付きです。
これはかなり効果的でした!
s/dのみの食事療法でストルバイト反応はなくなったんです。
けれど、s/dを与える前からストルバイトの反応は出たり出なかったり、ということがあったため100% s/dの効果だと断定はできません。
やめたとたんに、またでてくる可能性もあるとのことで再びc/d + s/dに戻すことになりました。
割合としてはs/dがすこし多めです。
(2:3くらい)
その割合の状態で週一の膀こう洗浄と尿検査を続けました。
すると、1〜2ヶ月くらいのあいだストルバイト反応がでなくなったので、もう一度s/dの割合を少なくすることになりました。
(ふたたび1:1です)
その後、半年後くらいにさらにs/dの割合をもう少し減らすことに。
(3:1くらい、いまもこの割合です)
s/dを長期間食べ続けることは健康的にあまりよくないと先生が以前言っていたので、
一度、長期間食べているけれど大丈夫なのかを尋ねたことがありますが、
とのことでした。
数年間食べ続けても健康に問題のないわんちゃんもいるそうです。
これも個体差によるんでしょうか。
それとも、普通に食べさせてもある程度は問題ないものなんでしょうか…。
いずれにせよ、いつでも血液検査などで体調の管理ができるように獣医師と相談しながら与えることが大切ですね。
s/dの冷蔵保管で便利だったもの
効果てき面だったs/dの容量は1缶370gです。
メーカーの注意書きに、3日以内に食べきるようにしてください、とありますが、王子さまが食べきるには多すぎます。
c/dとブレンドしているので、一度で食べきれる量ではありません。
開封したs/dは常温では置いておけないので、冷蔵庫に保管しています。
キレイな密閉容器に移すのがベストなのかもしれないですが、手間だったので、缶のままラップをかけていました。
冷蔵庫をあけるたび、ラップがふよふよします(笑)
開けたてと比べるとすこし乾燥もみられます。
そこで便利なのが、ぴったりサイズのフタでした!
s/dが乾燥することもなく、ふわふわ外れることもない、とても助かる一品でした。
レギュラーサイズのキャット缶、ドッグ缶にジャストのサイズ。
プルトップ起こし付!
手術を終えて、王子は元気になったけど、後遺症として排泄障害が残って、おしっこはおむつでなんとかなっているけれど、うんちは気づいたらいつの間にかそこにある!というような状況や、毎日のお留守番用のサークルの出し入れなどもあり、このころはほんのひと手間をかけたくない、そんな時期でした(。≧Д≦。)