前回の手術と違って、今回は手術当日に病院に連れて行ったため、
王子の体調に対する不安は前回ほどはありませんでした。
不安になったのは、やっぱり麻酔のこと。
血液検査では異常がなかったとはいえ高齢です。
それに、いくら普段は元気でも いまは痛みで心身ともに弱っています。
10歳9ヶ月の王子さま。
手術に耐えてくれるだけの体力があるかどうかが気になります。
耐えてくれたとして、その後も前回と同じように回復してくれるかどうかもわかりません。
だけど、ここまできたら下僕にできることは祈ることだけしかないのです。
王子、がんばれ…!!
この日はずっとそればっかりを思っていました。
その日の18時過ぎに、待ちに待った連絡を先生からいただきました。
王子くん、頑張ってくれましたよ!
とっても元気にしていますよ!
この言葉を聞くことができて、ようやく一安心です(´I `*)
待っているとすっごくなが~~く感じる、ほんの数時間…(´ー`A;)
かんたんな手術の内容と王子の術後のようすを教えていただきました。
今回は胸の13番目と腰の1番目の間の手術をしたとのこと。
明日、手術の詳細を聞きに病院へいきます。
今回の手術の内容
わんちゃんの体の軸となる骨格は、頸椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾骨がいくつも連なってできています。
だいたいこんな感じです。
今回のCT、MRIの結果、
王子に痛みを与えていたのは胸の13番目と腰の1番目の間のヘルニアでした。
前回の手術は腰の2番目と3番目の間と、4番目と5番目の間の2ヶ所です。
それから、実際に患部をみてわかったこととして、
前回手術した2番目3番目、4番目5番目の前後の2か所にもごく軽いヘルニアがあることが伝えられました。
けれど、そこを手術すると、
「3椎骨以上連なった椎間板ヘルニアの手術になってしまう」ということと、
「手術するほどでもないレベル」「体力的にも心配」ということで、
そこは触らないでそのままにしています、とのことでした。
その場所は内科的治療ですすめていくことになりました。
先生は「王子くんに会っていってくれても大丈夫ですよ」と言ってくれましたが、
前回の入院のときの、ずっと吠えていたことを思い出し、帰りに遠くから様子を見るだけにしました。
手術後の元気になった王子さまに会いたいし、声もかけてあげたいし、いいこいいこしてあげたいけど、そのあと下僕を呼ぶのに1時間くらいずっと吠えていることを考えると、そのほうがかわいそうかと思って遠くから少しだけ見るだけにしました。
そっと覗いただけだけど、こっちに気づいたようすで何度も短く鼻を鳴らしています。
退院予定は一週間後です(*゚v゚`*)
長いなあ…。
予定通りに退院!
手術から一週間後、無事に退院することができました!
退院の日の病院の待合室での写真ですが、ほんとうに嬉しそうな顔をしています♪
入院中もめちゃめちゃ元気だったようです。
出してほしいとサークルからグイグイと鼻を突きだしていたそうでハゲをつくっていました(笑)
王子さまのお鼻のてっぺん、ハゲてるの、わかります?
早い子は手術後から2~3日で歩くようになるらしいですが、王子はまだおしりを引きずっています。
今回もそんなに焦る必要はないでしょう(^^)
すぐに歩く子もいれば、時間のかかる子もいるので、焦る必要はまったくないと思いますよ。
先生曰く、王子はスロースターターだそう。
確かに前回、王子が自力で立つことができたのは手術から約10日後です。
今回も気長に待って様子をみていくことにします(´∀`*)
次の検診は一週間後。
抜糸もその時にする予定です。
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足の屈伸とか、
足裏をつねって刺激を与えてみたりとか。
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